「SEO会社に頼もうと思っているんだけど、どこも同じように見えて選べない」
「月額いくら払っているか分からなくなってきた。効果も見えないし…」
「本体サイト、外壁塗装専門サイト、外構サイトと3つ持っているけど、全部更新が止まってる。SEO会社に任せたら解決するのかな?」
この記事を読んでいる工務店オーナーさんの多くが、こういうモヤモヤを抱えたまま検索してここに辿り着いたんじゃないかと思います。
SEO会社の選び方を調べると、「実績を確認しよう」「契約前に質問しよう」という当たり前のことばかり書いてあって、「で、具体的にどうやって比較するの?」という肝心な部分が抜けていることが多い。
今回は、複数サイトを抱えながら更新が追いつかなくなっている工務店オーナーに焦点を絞って、SEO会社へ依頼する前に比較すべき3つの観点と、失敗を防ぐ選び方を具体的にお伝えします。
📋 この記事でわかること
- 複数サイトが放置状態になる本当の理由と、SEO会社だけでは解決しない構造的な問題
- SEO会社を比較するときに見るべき3つの観点と、各観点で確認すべき具体的な質問
- 「担当者ゼロ」でも複数サイトの情報蓄積を動かし続けるための根本的な解決策
こんな方におすすめ
- ✅ 工務店の本体サイト以外に専門サイトを複数持っているが、全部更新が止まっている方
- ✅ SEO会社への依頼を検討しているが、選び方の基準が分からない方
- ✅ 過去にSEO会社や外注ライターに頼んで「効果がなかった」と感じている方
- ✅ 現場が忙しくてWeb更新に時間もスタッフも割けない方
- ✅ 複数の集客サイトを動かしながら広告費を削減したい方

まず確認したい「複数サイト放置」の構造的な問題
SEO会社を比較する前に、まず自分のサイトが「なぜ止まっているか」を正確に把握しておく必要があります。ここを飛ばして発注すると、高い月額を払いながら同じ問題が繰り返されます。
工務店が複数のサイトを持つようになるのは、事業の多角化が進むからです。本体の工務店サイトがあり、外壁塗装の引き合いが増えてきたので専門サイトを作り、外構工事の受注を増やしたいのでまた別のサイトを作る。このプロセス自体は間違っていません。
問題は、サイトの数は増えるのに、更新できる人員は増えないという現実です。
工務店オーナーが自分で書けるのは、現場から戻ってきた夜か、雨で仕事が流れた日くらい。それで1本のサイトを週1回更新するのが精一杯。3つのサイトを個別に動かすには、単純計算で3倍のリソースが要ります。これは物理的に無理です。
結果として「全部中途半端」という最悪の状態になる。更新が止まったサイトはGoogleの評価も下がり続け、ライバル業者との差は毎日広がっていきます。
この状態でSEO会社に「月5万円でお任せください」と言われたとして、3つのサイトに対して何をしてくれるのかを確認しないまま契約すると、後悔することになります。
参考までに、工務店のブログ外注が失敗しやすい本当の理由についても別の記事でまとめていますが、外注は「丸投げできる魔法」ではなく、何を外注するかを明確にして初めて機能するものです。
「3つのサイトを持っているが、全部更新が止まっている」という状況が、なぜ起きるのかの構造がここまで読んで見えてきたと思います。小冊子『工務店のHP集客 5つの仕組み』では、HP集客がうまくいかない工務店の「3つのパターン」と成果が出ない構造的な原因を18ページで整理しています。無料で読めます。メールアドレスを登録して届いた確認メールをクリックするだけです。
比較観点①「対応サイト数と更新体制」を先に聞く
最初の比較観点は、「複数サイトを同時に動かせる体制があるか」です。
多くのSEO会社が提案してくるのは、1つのサイトに対するSEO施策です。技術的な最適化(タイトルタグ・メタディスクリプション・内部リンクの整理など)をして、あとは「月に数本の記事更新」がセットになっていることが多い。
ここで確認すべき質問がこれです。
「私は3つのサイトを持っています。それぞれのサイトに対して、月何本の記事が上がりますか?」
この質問に対して、「ご予算に応じて…」という回答が返ってきた場合、3つのサイトを動かすには予算が3倍になる可能性が高い。
❌ よくある外注パターン
- 1サイト月額5万円×3サイト=月15万円の出費になる
- ライターが工務店業界に詳しくないため、「どこにでもある内容」の記事が上がってくる
- 外壁塗装サイトにも外構サイトにも、似たようなトーンの記事が並ぶ
- 施工事例や棟梁の人柄が全く反映されない
✅ 複数サイトを動かせる体制とは
- サイトごとに個別のキーワード・フォーマットを設定できる
- 外壁塗装サイトは「外壁塗装×地域名」、外構サイトは「外構工事×地域名」と事業特性に合わせた記事が上がる
- 担当ライターへの都度指示なしで、継続的に記事が積み上がっていく仕組みがある
中堅工務店の40代男性オーナーから、こんな言葉をいただいたことがあります。
「現場から帰って更新しなくても、毎日記事が増え続けている安心感がある。妻も『最近電話が増えた』と言っている」
中堅工務店オーナー(40代・男性)
「更新しなくても記事が増え続ける」という状態を作れるかどうか。これが複数サイトを持つ工務店オーナーにとって、最も重要な比較軸です。
比較観点②「工務店業種への理解度」を記事の中身で判断する
2つ目の観点は、工務店業種への専門知識を持っているかです。
汎用のSEO会社に依頼したときによく起きる失敗が、「どこの工務店にも当てはまりそうな記事」が量産されることです。
たとえば「外壁塗装の費用相場」という記事は確かに検索されますが、それだけでは問い合わせにつながりにくい。施主が比較検討するときに見たいのは、「この会社の施工事例」「この棟梁の実績と資格」「自分が住む地域での施工経験」です。
依頼前に確認すべきポイントはここです。
チェックポイント1:記事フォーマットに工務店専用のものがあるか
施工事例を掘り下げる型、補助金活用を解説する型、地域密着の情報を盛り込む型など、工務店に特化したフォーマットがあるかを確認してください。
✅ ポイント:「工務店の記事実績を見せてください」と依頼し、施主目線で読んで「この会社に頼んでみたい」と感じるか確認すること。一般的な情報しか書かれていない場合は要注意。
チェックポイント2:棟梁の経歴・資格・施工エリアが記事に反映されるか
E-E-A-T(経験・専門性・権威性・信頼性)と呼ばれるGoogleの評価基準に対応するためには、その会社固有の情報が記事に入ることが必須です。
✅ ポイント:「うちの棟梁の資格や施工エリアを記事に反映できますか?」と質問し、具体的な反映方法を説明できるかを見る。「できます」の一言だけで終わる場合は要注意。
チェックポイント3:補助金情報の更新に対応できるか
省エネリフォームや断熱改修の補助金制度は毎年改定されます。制度が変わるたびに記事を書き直す対応が取れるかを確認してください。
✅ ポイント:補助金記事の更新頻度と追加費用の有無を契約前に明確にすること。「都度見積もり」の場合、年間コストが予想より大きく膨らむことがある。
✓ ここまでのポイント
- 複数サイトの放置問題は、SEO会社への依頼だけでは解決しない。「サイト数に比例した体制」があるかを先に確認すること。
- 工務店業種への専門理解がないSEO会社は、「どこにでもある記事」を量産するリスクがある。棟梁の情報が記事に反映されるかを確認。
- 補助金情報の更新対応は、追加費用の有無まで含めて契約前に確認しておく。
「担当者ゼロで複数サイトを動かし続ける」という話が気になった方に、具体的な仕組みをまとめたページがあります。工務店向けの記事フォーマット6種・キーワード登録から自動投稿までの流れ・他の集客手段との比較表まで確認できます。閲覧に登録は必要ありません。
比較観点③「1記事あたりのコスト」と費用対効果を計算する
3つ目の観点は、コストの構造を理解した上で比較することです。
SEO会社の月額費用だけを見て判断するのは危険です。「月3万円」と聞いて安いと思ったら、月に上がる記事が3本だったというケースがあります。1記事1万円の計算です。
一方で、外注ライターを個別に雇った場合、工務店業種に詳しいライターを探すと1記事3,000〜8,000円はかかります。3つのサイトそれぞれに月10本の記事を上げようとすると、それだけで月9〜24万円になります。
比較するときに使える計算式はこれです。
月額費用 ÷ 月間記事本数(全サイト合計)=1記事あたりのコスト
この数字を出した上で、「その記事が本当に工務店らしい内容か」を合わせて評価します。安くても「どこの業者にも使い回せる内容」の記事100本より、施主の実情に刺さる記事30本の方が問い合わせにつながります。
「腕はあるのに、伝わっていないだけ」という工務店を何社も見てきた。SEOに費用をかけること自体は正しい。でも、費やした費用が『工務店らしさ』を消す方向に使われていたら、何のための発信か分からなくなる。コストを見るときは、金額だけでなく『誰に向けて何が書かれているか』を一緒に見てほしい。」
ハワードジョイマン(中小企業診断士・工務店集客ラボ)
SEO・AI検索対策に月額投資している工務店の費用対効果のリアルな試算もまとめていますので、数字の根拠を確認したい方は参考にしてください。
「依頼」より先に「仕組み」を選ぶという発想転換
ここまで3つの比較観点をお伝えしてきましたが、正直に言うと、中小工務店が複数サイトを動かし続けるために「SEO会社への丸投げ」が最適解とは限りません。
複数サイトの更新が止まる本質的な理由は、「人が動かないと記事が増えない構造」にあります。SEO会社に依頼しても、会社側のリソースで対応できる範囲に上限があります。3つのサイトに合計で月20〜30本の記事を上げようとすれば、それなりのコストがかかる。
根本的な解決策は、1つのシステムで複数サイトを一括管理し、自動で記事が積み上がっていく環境を持つことです。
各サイトのキーワードと事業特性を最初に設定しておけば、あとはシステムが動き続けます。外壁塗装サイトには外壁塗装に特化した記事が、外構サイトには外構工事に特化した記事が、それぞれのタイミングで上がっていく。担当者を置かなくても、複数サイト全体の情報蓄積が止まらない。
こういった仕組みをSEO会社への依頼と組み合わせるか、あるいは仕組み自体を持つかを判断するのが、依頼前の比較として最も重要な視点です。
現状の広告投資が正しいかを今すぐ診断できる記事も参考にしながら、月額費用の使い道を整理してみてください。
また、工務店のSEO対策として今すぐ確認すべき5項目のチェックリストも、依頼前の現状把握に使えます。
まとめ|SEO会社を選ぶ前に、自分のサイトの「止まり方」を知る
SEO会社を比較するときに見るべき3つの観点を、改めて整理します。
1つ目は「複数サイトを同時に動かせる体制があるか」。サイトごとに個別設定ができ、継続的に記事が上がる仕組みを持っているかを確認する。
2つ目は「工務店業種への専門理解があるか」。棟梁の経歴・資格・施工エリアが記事に反映され、施工事例型・補助金型など業種専用のフォーマットを持っているかを見る。
3つ目は「1記事あたりのコストと内容の質を合わせて評価しているか」。月額だけでなく、月間記事本数で割ったコストと、その記事が問い合わせにつながる質かを判断する。
複数サイトが放置状態になっているのは、怠慢でも無関心でもありません。現場が動いているからです。腕のある工務店オーナーが、現場を動かしながらWebも動かし続けられる環境を選ぶ。それが、価格競争から抜け出すための最初の一手です。
SEO会社への依頼と「仕組みを持つ」ことの違いが整理できたところで、次の一歩を踏み出すならここからです。外壁塗装・外構・本体サイトそれぞれに特化した記事が毎日積み上がる状態を、月額16,500円でどう作るかをサービスページで確認できます。