「工務店の本体サイトと、外壁塗装の専門サイトと、外構サイト、3つ持っているんですけど……全部更新が止まっています」
こういうお話、ほんとうによく聞きます。複数のサイトを立ち上げた当初の熱量は確かにあったはずなのに、気づけば現場の忙しさに追われて全部放置。どこから手をつければいいのかもわからなくなっている、という状態です。
でも実は、複数サイトを「ちゃんと動かせている工務店」と「全部止まっている工務店」の差は、やる気や時間の問題じゃないことが多い。設定の順番と仕組みの組み方を知っているかどうか、それだけです。
この記事では、複数サイトの運用をゼロから始める際の具体的な設定ステップを、現場感覚に近い言葉でお伝えします。「うちも複数サイトを持っているけど、どう動かせばいいかわからない」という方にとって、最初の一歩が見えてくる内容にしています。
📋 この記事でわかること
- 複数サイト運用でつまずきやすいポイントと、その根本的な原因
- 工務店が複数サイトを設定する際の具体的なステップ(STEP 1〜4)
- 各サイトに「何を書くか」のキーワード設計の考え方
- 自動化の仕組みを組み込んで、更新を止めない運用体制のつくり方
こんな方におすすめ
- ✅ 複数のサイトを持っているが、すべての更新が止まっている方
- ✅ 事業を複数展開していて、それぞれのWebからの問い合わせを増やしたい方
- ✅ サイトの設定を外注したが、何をどう設定したか自分では把握できていない方
- ✅ 本体サイトと専門サイトで同じ内容が重複していないか不安な方
- ✅ 複数サイトを効率的に運用して、広告費の代わりに自然流入を育てたい方

複数サイト運用が「止まる」のには理由がある
まず正直に言うと、複数サイトを全部更新し続けるのは、人力では無理に近いです。1サイトですら更新が続かない工務店オーナーが大半なのに、3サイト・4サイトを手動で回そうとすれば、どれかが必ず止まります。
よく聞くパターンはこれです。
❌ よくあるパターン:「サイトを増やしたら更新作業も増えた」
- 本体サイトに記事を書いたら、専門サイトにも似た内容を書かなければならず、どちらも中途半端になる
- 外注ライターに依頼したが、工務店の専門知識がなく「どこにでも書いてある内容」になってしまった
- 担当者を置けるほどの規模でもなく、結局全部自分でやらなければならない
✅ 推奨アプローチ:「各サイトの役割を分けて、自動化を前提に設計する」
- 本体サイト・専門サイトそれぞれに「書くべきキーワードのテーマ」を最初に決めてしまう
- 人が書くのをやめて、AIと仕組みに任せる部分を最大化する
- 設定は最初の一度だけ。あとはシステムが回り続ける状態をつくる
この考え方を前提に置いてから、設定ステップに入ります。
STEP別:はじめての複数サイト設定手順
複数サイト設定 STEP 1
各サイトの「役割」と「担当キーワード」を書き出す
一番最初にやるべきことは、WordPressにログインすることでも、プラグインを入れることでもありません。まず紙でもスプレッドシートでもいいので、「このサイトは何のためにあるのか」を一言で書いてみてください。
例えば、こんな整理の仕方です。
- 本体サイト:工務店全体のブランド。新築・リフォーム全般、棟梁のプロフィール、施工事例
- 外壁塗装専門サイト:「○○市 外壁塗装」「外壁 塗り替え 費用」など塗装に特化したキーワード
- 外構・エクステリアサイト:「○○市 外構工事」「カーポート 設置」「ウッドデッキ 費用」
サイトごとにテーマを分けることで、内容の重複を防ぎながら、それぞれのローカル検索で独立して評価されるようになります。
⚠️ よくある失敗:本体サイトと専門サイトで「ほぼ同じキーワード」を設定してしまうケース。Googleは同一ドメインオーナーの類似コンテンツを「重複」と判断することがあり、どちらのサイトも中途半端な評価に終わります。テーマが重なりすぎないよう意識して設計してください。
複数サイト設定 STEP 2
各サイトの「店舗プロフィール情報」を準備する
次に、各サイトに紐付ける「自社固有の情報」を整理します。これが後の記事生成の質を決める、一番重要な工程です。
準備する情報の例はこちら。
- 施工エリア(対応市区町村を具体的に)
- 棟梁・担当者の資格・経歴・受賞歴
- 得意とする施工種別(断熱改修・省エネリフォーム・耐震補強など)
- 過去の主な施工実績の概要(エリア・規模・工期のざっくりした情報)
- 取り扱いメーカー・使用材料の特徴
「うちはそんな大したことはない」と感じるオーナーほど、実は伝えられていない情報がたくさんあります。長年地域で積み上げてきた実績と専門性は、Webに出せば施主の信頼に直結する情報です。
⚠️ よくある失敗:プロフィール情報を「あとで入れればいい」と後回しにして、汎用的な内容で記事が量産されてしまうケース。初期設定の精度が、その後に生成されるすべての記事の質を左右します。最初にしっかり入力してください。
複数サイト設定 STEP 3
サイトごとに「記事フォーマット」と「投稿頻度」を設定する
プロフィールが整ったら、次は「どんな記事を、どのくらいのペースで出すか」を各サイトごとに設定します。
工務店サイトでよく使われるフォーマットはこの6種類です。
- 施工事例深掘り型:ビフォーアフター・工期・費用感・お客様の声を体系化
- 補助金活用型:省エネリフォーム補助金・耐震改修補助金などと自社事例を組み合わせ
- 地域密着型:「○○市の気候特性」「○○エリアの施工実績」など地域情報を組み込み
- STEP型解説:「外壁塗装の流れ」「断熱改修の手順」など施主が知りたい工程を解説
- 専門用語解説型:「U値とは?」「透湿防水シートの役割」など専門知識を平易に説明
- E-E-A-T対策型:棟梁の経歴・資格・受賞歴を前面に出した信頼性コンテンツ
各サイトの役割に合わせてフォーマットを選んでください。たとえば外壁塗装専門サイトなら「施工事例深掘り型」「補助金活用型」「地域密着型」を中心に組み合わせると、問い合わせに直結しやすい記事が蓄積されます。
⚠️ よくある失敗:すべてのサイトに同じフォーマットを当てはめてしまうこと。専門サイトなのに「汎用的なHow to記事」ばかりになると、「専門業者として選ばれる理由」が伝わりません。
✓ ここまでのポイント
- 複数サイトを動かすには、まず「各サイトの役割とキーワードテーマ」を分けることが最優先
- 初期のプロフィール情報(資格・施工エリア・実績)が記事の質を左右するため、最初にしっかり整える
- サイトの役割に合わせて記事フォーマットを使い分けることで、問い合わせに直結するコンテンツが蓄積される
「現場から帰って更新しなくても、毎日記事が増え続けている安心感がある。妻も『最近電話が増えた』と言っている」
中堅工務店・40代男性オーナー
「複数の事業サイトを一括で自動化できて、広告費の一部を削減できた」
多角化経営・30代オーナー
複数サイト設定 STEP 4
自動投稿の設定を入れて「動き続ける状態」にする
ここが、人力運用との一番大きな分かれ目です。STEP 1〜3で整えた設定を「一度きりの作業」として完了させ、あとはシステムが動き続ける状態にします。
具体的には、キーワードを登録した後は、AIが記事を生成し、画像を用意し、WordPressへ自動投稿するという一連の流れを、オーナーが何もしなくても毎日繰り返してくれる仕組みです。
当サービス「SEO・AI検索対応 記事自動投稿システム(VIPプラン)」では、1サイトあたり1日5記事・月間150記事が自動で積み上がります。5サイト同時運用すれば月間最大750記事。現場で汗を流している間も、Webが働き続けます。
⚠️ よくある失敗:自動化ツールを入れたものの「最初のキーワード設定が甘い」まま動かしてしまうケース。ここまでのSTEP 1〜3をきちんと踏んだ上で自動化を走らせることで、質と量の両方が確保された記事が蓄積されます。順番を省かないことが大事です。
サイトごとの「担当キーワード」はどう決める?
「キーワードを設定する」と言われても、何を選べばいいかわからないという方も多いので、工務店の複数サイトに合わせた考え方をお伝えします。
チェックポイント1:施主がどの段階で検索するかを意識する
「外壁塗装 費用 相場」「断熱リフォーム 補助金 ○○市」「外構工事 施工事例」など、施主が情報収集する段階・比較検討する段階・依頼先を決める段階、それぞれに検索するワードが違います。各段階のキーワードをバランスよく設定することで、施主の購買プロセスの複数のタイミングで自社サイトが登場するようになります。
✅ ポイント:地域名を組み合わせた「ローカルキーワード」(例:「静岡市 外壁塗装」「清水区 断熱リフォーム」)は競合が少なく、問い合わせ転換率も高いため、最初の設定に入れることを強くおすすめします。
チェックポイント2:各サイトでキーワードが重複していないか確認する
本体サイトと外壁塗装専門サイトが「同じキーワードで同じような記事」を量産してしまうと、どちらも中途半端になります。サイトごとのキーワードリストを並べて、明らかに重複しているものは振り分けを見直してください。
✅ ポイント:専門サイトは「施工種別」に特化したキーワードを優先。本体サイトは「会社への信頼・棟梁のプロフィール・地域との関係性」に関連するキーワードを中心にすると、役割分担がすっきりします。
「腕のある工務店ほど、情報が外に出ていないことが多い。施主はWebで検索して初めてその工務店を知るわけですから、どんなに良い仕事をしていても、Webに何もなければ『存在しない工務店』と同じなんです。複数サイトを持つということは、複数の入口を作るということ。その入口を開けたまま動かし続けることが、これからの集客の基盤になります」
ハワードジョイマン(中小企業診断士・経営コンサルタント)
AI検索時代に複数サイト運用が効く理由
最近、ChatGPTやPerplexityを使ってリフォーム会社を調べる施主が増えています。AI検索は「どの工務店が地域で信頼されているか」を、Web上に蓄積された情報の量と専門性を基に判断します。
つまり、複数サイトで多方面から専門性の高い情報を継続発信している工務店ほど、AI検索での引用・参照機会が増えるということです。「外壁塗装なら○○工務店」「省エネリフォームなら○○」と、施工種別ごとにAIに名指しされる工務店が、今まさに地域の「AI検索上の席」を先取りしています。
1サイトだけより、適切に設計された複数サイトの方が、より多くのキーワード・より多くの検索文脈でヒットする可能性が高まる。これが複数サイト運用の本質的な強みです。
「6ヶ月で180記事が積み上がり、県外からの移住者が施工事例記事を読んで問い合わせてきた。受注金額200万円超の案件が成約した」
工務店オーナー(実績事例)
まとめ:設定さえ整えれば、あとはシステムが働いてくれる
複数サイトの運用が「全部止まっている」状態から抜け出すために必要なことは、気合いでも時間でもありません。最初の設定をきちんと組み直すことだけです。
改めてステップを振り返ると、こうなります。
- 各サイトの役割とキーワードテーマを分ける
- サイトごとの店舗プロフィール情報を整える
- 記事フォーマットと投稿設計を決める
- 自動投稿の仕組みを入れて、動き続ける状態にする
この手順を踏めば、工務店オーナー自身が更新しなくても、複数のサイトが毎日情報を発信し続ける状態が作れます。現場が忙しい日も、週末も、記事は積み上がり続けます。
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